「武道的上達の仕方」

Pic08 「本当に武道的上達の仕方をしたかったら、配線の数を増やしていくしかない。そうすると、時間と空間をもっとたくさん刻めるようになる。普通の人から見た一瞬・・・その中でたくさんの瞬間を刻めるようになる。それは配線の数の差なんだよ。配線をつなぐにはたくさんのことを意識して・・・ひとつの動きの中にたくさんの事を入れるんだ。それが多ければ多いほど、威力があつまりやすかったり、生の力が要らなかったり、相手に察知されにくかったり・・・それが武道の面白いところ。そうしたら、みんな、普通の人から見たら"八百長だろう!?"って言われるぐらいになるよ(笑)。」

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「人生を明るくするのは自分」

Pic07 「明るくな!人生を明るくするのは自分だよ!自分の人生にエネルギーを与え続けるだけの身体と心は、空手家なら稽古で鍛えることができる・・・。そういうエネルギーを生み出し続けることが生きていく上で、すごい武器になると思うんだ。今は昔ほど単純じゃないけど、明るさ、気迫、エネルギーが、何をやるにも大切なんじゃないかな・・・。」

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「原点の自分を忘れない」

Pic06 「空手に出会って、夢が広がって・・・以前の自分よりも少し大きいものが観られるようになって・・・。そんなとき忘れちゃいけないのは原点の自分。カッコ悪かった自分、嫌いだった自分、情けなかった自分・・・そんな自分が少しでも大きいものを観られるようになってきている・・・。そういうことにマヒしちゃいけない・・・。でも、逆に、こんなところで満足してもいけない。成長した自分に慢心もせず、ちゃんと評価して、でも、こんなもんじゃないと歯軋りして走り続ける。原点の自分を忘れない。忘れないからこそ、どれだけ進むことができたか分かるし、もっと進みたいと思うこともできるんだ。」

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「空手の文化的価値」

Pic05 「格闘で強い弱いは"目的"じゃないんだよね。どれぐらいのことを身体がキャッチできていて、どれぐらい質の高い動きが出来るか・・・それが重要。それが感じていることの質、心の質とリンクしているんだ・・・。20代の頃まではわからなかったけど、今はよくわかる・・・。たとえ、力で相手を叩きのめせても、"筋力や技術力、スピードで相手を倒す"という身体操法だけなら、動物に人間なんて適わない・・・。そうじゃなくて、闘いの中のその一つの動作に、どれだけ智的な作業が必要で、緻密で繊細な身体操法が隠れているか・・・それを支えているの心のあり方・・・意識のあり方・・・それらが、空手の文化的価値なんだよ。」

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「少しでも・・・」

Pic04 「少しでも前へ進みたいとか、少しでも上達したいとか・・・そのときの、"少しでも"が、"少しでも"いいやっていう甘えなのか、"少しでも"にじり寄るんだって言う厳しい姿勢かで、進み方が大きく違ってしまうんだと思う。"少しでも"って思ったとき、1ミリでも、1センチでもいいからにじり寄ろうって思って、必死に努力すること・・・。そうでなければ、前へ進んだり、上達したりってことは、できないよ・・・。」

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「Go Over Me!」

Pic03 「弱くていけないとは思わない・・・。でも、弱いままでいいと思って放っておくことはいけないと思う・・・。もう、自分が強いと思っているなら、稽古に燃えられなくなる。自分は弱いと思っているから、強くなりたくて、稽古しているんだ・・・。だから稽古してる・・・。弱い自分を、自分を越えて行くのが大切なんだ。Go Over Me!だよ!」

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「“仲間”は自分の合わせ鏡」

Pic02 「自分の周りを見てみたとき、どんな人が集まっているのか・・・どんな“仲間”が集まってるいのか・・・周りを観れば自分のクオリティもわかるんだ。自分もその“仲間”と同じクオリティでなければ、“仲間”ではいられない。同じクオリティだからこそ、 “仲間”は自分の合わせ鏡と言えるんだ。」

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「心を高く!」

Pic01 「ちょっとしたことだけど・・・例えば、道場の屋上に出たりすると、360度視界が開けて、なんだか“気分いいなー!”って思えるよね。いる位置は同じなのに、高さが変わるだけで、全然違う感じになれるんだよ。気分いいなぁとか、広いなぁとか、自由だなぁとか・・・物理的な高さが変わっただけでも、それだけ感じられるんだから、心の高さが変われば、もっと感じるんだよ。もっと気分が良くて、もっと広いと感じ、もっと自由だと思う・・・。少しでいいから心を今よりも高くしたい!」

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「謙虚」

Pic30 「大事故に遭いそうになって、間一髪難を逃れて・・・そういう時に、気付きがあるんだ。何ものかに生かしてもらっているというような・・・謙虚になるとはそういう事だと思うんだ。“自分の力でできることなんかほんのちょっとのことだ・・・生かされているなぁ”って思って・・・そう話すと、人は、謙虚ですねって言うのかもしれないけど・・・真の謙虚とは、ただ謙遜の言葉を言うことではなくて、それを本当にそう感じていることなんだと思う。自分の意志でできることなんてほんの少し・・・でも確実に大きな何かとつながっている・・・。一生懸命生きなきゃいけないって思えるんだよ。」

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「身体の機能、心の動き」

Pic29 「人間、身体あっての生き物だなってつくづく思うんだ・・・どこかが痛かったり、怪我をしたりして身体が不快なだけのはずなのに心も不快になったり、気持ちが落ち込むと心に引っ張られて身体まで調子を崩したり・・・だから、身体の機能が良くて自由に感じられたら、心の動きも良くなって自由に感じられるはず・・・身体と心は相互に作用してるんだ。心の動きを良くするのはなかなか難しいけど、身体の機能を良くすることは誰にでもできる。それが武道の稽古なんだよ。」

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「得と徳」

Pic28 「誰かのためにしたことは、本当は自分に返りがあるんだよ。人の為を思って何かをすることは結局自分のため、自分の成長のためとも言えるね。それが本当の成長だと思うんだ。得と徳は合わさっていると思うんだよ。自分が何かを与えることができた時に得られるものが本当の"とく"なんだ。自分勝手にいて得られるものは少ないよ。」

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「俺、サンキュー!」

Pic27 「人生、終わりに何が一番欲しいのか、どうなりたいのか・・・最後は必ずあるんだ。この世からおさらばする時に、どういう風に思いたいのか・・・人は最初も最後も一人だ。一人で生まれて来て、一人で死んでいく・・・。自分の終わりに責任を持って、最後にどう思えるか・・・“生きた意味があった”って思えればかなりOK。でも、“俺、サンキュー”ならサイコーだよね。“俺は俺で上出来”って思いたい。生きているという、唯一絶対に言える証は身体があるということだよね。たった一つの確約、生きているから身体がある。その身体を理に適わせていくと、その器に入った自分も理に適っていくものなんだ。“真の武道”の目的はそこにあるんだと思うよ。」

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「別人」

Pic26 「自分からは逃げられない。明日になったら別人になっているなんて事もない。だけど、人生は長い時間かけて別人になっていくものなんだ。自分が嫌だと思える自分を、武道で、神様がくれた宝物に変えるんだ。自分に課せられた条件の中で、自分を良い方へ変えていくための“道”が武道なんだ。」

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「夢をみる者の責任」

Pic25 「夢をみる人間には夢をみる人間の責任がある。夢を叶えるための努力をし、行動をし、実行をする・・・。何の計画も構想も無いのに、“夢があるんだ!”って叫んでみても、“夢みたいなこと言ってるな!”って言われて当然。夢は見てはいけないものじゃない・・・おおいにみるべきだよ。ただし、ちゃんと夢を実現するのに見合うだけの努力をしなくちゃね。それが、夢をみる者の責任だよ。」

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「傷つける側より、傷つけられる側」

Pic24 「生きているだけでいっぱい悲しいことや辛いことがあるけど・・・例えば、信じていた人から裏切られることや、心を傷つけられることや・・・でもそんな時、今回も、自分が裏切る側や、傷つける側にならなくて良かったと思うんだ。自分が裏切る側、傷つける側になった者の方が、後々、苦しみが大きいと思うんだ・・・。どうせ両者とも辛いなら、絶対、裏切る側、傷つける側より、裏切られる側、傷つけられる側の方がいい。」

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「叱ってくれる人がいるのは幸せだよ」

Pic23 「先生について修行していた頃は、本当に毎回いろんな事で叱られてて・・・そのうち、息を吸っても叱られるんじゃないかと思うぐらいだった。厳しいなって思ったけど・・・でも、それって、凄く幸せだったんだなぁって思うね。間違ってたら教えてくれるんだから、安心して修行できる・・・。今は自分で自分を見張って叱らなきゃならないから、間違っても自分で責任を取らなきゃならない。叱ってくれる人がいるのは幸せだよ。」

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「孤独じゃなくて孤高にならなきゃ」

Pic22 「目的、目標を定めて、一生懸命走って・・・気がつけば、一緒にがんばろうって言ってた仲間ですら一人抜け、二人抜け・・・でも、特別になりたいって思ったら、それも当然だよね。みんなと同じじゃ特別になれないんだから。一人になっても前を見てひたすら走る・・・でも、一人でも孤独じゃなくて孤高にならなきゃ。高い目的や目標を達成するために、同じように闘志を燃やしている人が必ずいる・・・その人たちは皆同志だよ・・・。だから、孤独じゃなくて孤高になるんだ。」

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「真ん中を行く」

Pic21 「食べるためや、住むための“生活”の不安定を怖がり、ただただ安定を求め、臆病になって自分の道を曲げたり・・・。逆に、自分の道、“人生”をごり押しして“生活”をおろそかにしてもだめなんだ。“生活”と“人生”、どっちかしかないということではないんだ。“生活”をちゃんとやって、“人生”もちゃんとやるんだ。両方の真ん中を行く・・・。それも強さというものなんだと思う。」

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「“つきあい”は動詞」

Pic20 「“つきあいで・・・”って言うとちょっと義務感が漂うけど・・・本当は、“つきあい”は心でおつきあいをさせていただくという動詞なんだ。今、世間で言われている“つきあい”は名詞になってしまっていて義務感になってしまっているけど。心でつきあう、お互いに心の部分で分かり合う時間・・・人と人が心で繋がる時間、志が同じ者が、同志となる時間。人付き合いの根本は損得ではなく心で繋がっているもの・・・。“つきあい”が義務になっているうちは、心でのつながりは得られないよ。」

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「エネルギー」

Pic19 「威力を生めるということは、それだけのエネルギーを出せるということ。威力をそこに集められるということは、いざというときにそこに力を集められるという感覚と同じなんだ。何かにエネルギーを出さないといけない時に、一気にエネルギーが集められる・・・試し割りで言えば、威力が分散していたら割れない物が、集めることによって割れる・・・それは物以外でも、相手にエネルギーを伝えるという行為をするなら同じことなんだ。思いっきり叩いて、跳ね返っちゃう感覚の人は、何か問題が来たときも同じ感じになってしまう・・・。逆に威力を生み、集め、伝えきれる人は、問題が来た時に、エネルギーを集約して解決出来るって言う感覚なんだよ。様々なことが、同じ原理、感覚としていかせることこそ、大の“大人”が武道をやる意味があるんだと思う。」

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「“気”を遣うのは“気”の鍛練」

Pic18 「筋肉を使って疲れると、そこが鍛えられて強くなるのと同じで、“気”を遣うと疲れるけど、それが鍛練になって、いろんな意味での“気”が強くなるんだ。覇“気”や元“気”や勇“気”・・・人“気”だって集まってくる。気を遣えば遣うほど強くなるんだから、“気”を遣うのは“気”の鍛練なんだ。」

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「武道家の条件」

Pic17 「“自分”を超えて往きつづけることができるかどうかは、気持ち次第のところもあるんだよ・・・。“自分”みたいなちっぽけな所で満足してたまるか!って思って、どんなに辛くても、自分にあきらめないでさらにその先のゴールを設定して登っていく・・・。客観的に考えて、昔の“自分”が、今の“自分”を見て、夢が叶っていていいなぁって思ったならば、それは過去の自分に克ったということ・・・。でも、今の“自分”は満足していない・・・。まだ何も手に入れていないような気持ちになる・・・。でも、最初を思えばたくさん手に入れた・・・どっちも本当なんだ。嫌なこと、こんなはずじゃなかったっていう事はいっぱいある。だけど・・・頑張る・・・自分を超え続けていくことでしか手に入れることができない“あるところ”へ到達するために・・・。それが俺の中の“武道家の条件”だから・・・。」

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「叱られているときが必要とされているとき」

Pic16 「叱られると、“嫌われているんじゃないかな”とか“自分なんて邪魔な存在なんじゃないかな”とか、マイナスのほうに考えがちだよね。でも逆なんだよね。今、自分が師匠になって弟子を育てているからわかるんだけど・・・必要だからこそ叱るんだ。“次を背負うお前たちが、そんなことでどうするんだ!”っていうジレンマなんだよ。本当に、期待を持っていなかったら、きっと、叱ったりしないよ。」

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「言葉にエネルギーを乗せて」

Pic15 「相手に気持ちを伝える一番の手段は、手紙でもメールでもない、言葉なんだよ。もちろん“文字だからこそ言いにくい事も言えるんだ”という意見も時にはわからなくもないけれど、やっぱり、ダイレクトに情熱や、感情、時には怒りや悲しみといったエネルギーが一番乗せられるのが言葉だと思う・・・。ちゃんと相手と向き合って気持ちのやり取りをしながら言葉のやり取りをすることが大切な時代だと思う。せっかく言葉というエネルギーの伝え方があるんだから、それを使わないのはもったいない。言葉にエネルギーを乗せて伝えるからこそ、相手の心を動かすことができるんだよ。」

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「遠近両用二重構造の自分になるんだよ」

Pic14 「目の前のことで一杯にならずに、今やっていることは何のためなのか・・・どこにつながっているのか・・・近くばかり観るんじゃなくて、遠くのこともちゃんと捉えていられるようにするんだよ。そうしないと、目の前のことだけで右往左往してしまうようになってしまう・・・。目の前のことも一生懸命にやる自分がいて、それをもう一回り大きな観点で観ている自分がいる・・・いわば、遠近両用二重構造の自分になるんだよ。」

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「感覚の自信」

Pic13 「いつもだけど、何か事を成すとき、自信の裏付けとなる具体的な根拠がないことが多いんだよね。ただ、それをやりたい・・・その情熱で押し切るんだ。でも不思議と、何も根拠はないんだけど、“できる”っていう感覚の自信があるんだよね。その感覚の自信は、今の自分の動きや境地に支えられているんだよ。」

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「“理”に適っていれば、どこも変わらないよ」

Pic12 「日本だろうが、外国だろうが、風景やその国の文化に違いがあったとしても、人間みんな同じなんだなって感じるんだよね。そこに働いている自然界の“理”が同じなんだから、キャッチすることがそんなに変わることはないんだよ。自分が“理”に適っていれば、深いところでつながれると思うんだ。だから、人間の本質は、世界中、どこも変わらないよ。」

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「道がないから夢なんだ」

Pic11 「“夢”って、どこにも実現できる補償がないから“夢”なんだよ。その夢を叶えるまでに、たくさんの苦労や、困難があるのは当たり前・・・。はじめから夢までの道があるのは“夢”とはいえない・・・。そこまでの橋架け工事にあたるのが理のある努力・・・。道なき道を切り開いて、やっとのことで掴めるからこそ、“夢”なんだ。」

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「感動はエネルギー」

Pic10 「喜んだり、楽しんだり、時には悲しみさえも・・・生きているエネルギーのほとばしりが感動となって表現されるんだよね。だから、エネルギーの少ない人は喜びや、楽しさ、悲しさの感じ方が少ないんじゃないかな・・・たくさん喜んで、たくさん楽しんで、時には悲しんで・・・せっかくもらった生のエネルギーを使わずにいたら、もったいないよね。感動は“感”情を“動”かすこと。動かすにはやっぱりエネルギーが必要なんだよ。」

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「仲間は、自立しあってこそ仲間」

Pic09 「仲間や友達って、もたれかかってしまったり、依存したりしがちだけど・・・ちゃんと自立したもの同士こそ、いい仲間だと思うんだよね。お互いがちゃんと頑張ってるから、自分の足で立とうとするから、助けることもできる・・・。ただ仲間を頼って寄りかかるだけじゃ、助かるものも助からない。“自分の力で頑張る”という信頼があるからこそ、手助けもしてもらえる。例え、もろとも倒れたとしても、相手も精一杯頑張ったなら、納得もいくよね。本当の仲間は、お互い自立しあってこそ仲間なんだと思うよ。」

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「元気は“気”の“元”」

Pic08 「“勇気”“覇気”“人気”・・・“気”が付くものがたくさんあるけど、どれも“元気”がなくちゃね。勇気を出すのに元気がなくちゃ出ないし、覇気だって同じ。人気は“人”の“気”持ちを集めるんだから、“気”の“元”がない人に、“人”の“気”なんて集まるわけないよね・・・。だからまず元気でなくちゃいけないんだよ。元気は全ての“気”の“元”だよ。」

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「鍵が増えれば不安が増える」

Pic07 「鍵をたくさんつけて、監視カメラなんかも付けちゃって、セキュリティー万全にしたから“安心だ”って普通は思うだろ?でも、逆だと思うんだよね。そこまでしなくちゃ安心できない世の中になっちゃったってことなんだよ。昔は鍵なんてほとんどなかったんだ。“人のものはとらない”ということが当たり前だったから・・・。“人より余分に・・・”“人よりもいい暮らしを・・・”そう思う経済大国にこそ、そういう不安の“鍵”が増えてるよね。」

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「根底にある不安」

Pic06 「昔の家って“縁側”ってあったよね。近所の人があつまって、井戸端して・・・またそれぞれに戻って・・・そんな開かれた場所だったんだよね。今は、“誰も入れない代わりに、自分も入らない”って、それぞれ核化してるんだよ。自分の家だけ、自分の家族だけ・・・だから、“情”って言うものが薄くなって、みんな何となく不安なんじゃないかな。立ってる地盤が不安なんだよ。昔は根底のところでは、“お互い様”って言う人情があって、立っている地盤が重なり合ってる部分があって、そこが人と人との“情”の交わりとなっていた・・・今はその“情”の交わりが極端に少ない・・・その“情”の交わりのなさが、みんなの根底にある不安になってるんじゃないかな。」

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「障害物は宝を手に入れるチャンス」

Pic05 「人生ってさ、障害物競争みたいなものだよね。人それぞれ、同じときに障害物がなくたって、必ず障害物はあるんだよ。その障害が来たときにどうするかで、ずいぶん違ってきちゃうんだよね。避けて逃げてしまえば、誰も気が付かなくても自分だけは解ってるから、いつまでもそれが残ってしまう。だけど、立ち向かって障害物を乗り越えたとき、必ず宝が手に入る・・・ 何か障害物が来たときこそ宝を手に入れるチャンスなんだ。」

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「“強”は、意志力」

Pic04 「根性って、古臭い言葉だけど、もう一度ちゃんと捉え返すと、大事なことだと思うんだよね。武道には一見、ただ身心を痛めつけるだけの理に適ってないと思われる稽古課目も、キチンと意味を持って存在している。それが、どこの鍛練になるかって言うと、心の鍛練になってるんだよね。物理には適わなくても、心理には適うってことがあるんだと思う。身体が苦しければ、心だって苦しい・・・。でも、いつまでも物理に適わないことをやっていたら、身体が壊れてしまう・・・だから、なるべく早いうちに身体感覚にして身に付ける必要があるんだよね。それが、どんなことがあっても、やると自分で決めたことはやると言う強い意志力になるんだ。」

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「流行の先端は、追いかけるものじゃないんだよ」

Pic03 「流行を追い始めたら、もうそれはすでに流行に流されてるだけなんだよね。流れを起そうとしていることが、はじめは認められないのは当然。時代が後からついてくるから、流行の先端になるんだよ。でも、流行にもいい流れと、悪い流れがある。どうせ流れを起すなら、いい流れを起さなきゃね。それをみんなが追っかけるようになれば、日本と言う国は周りから尊敬されるようになるよ。」

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「具体的な掃除は、心の掃除にもなるんだよ」

Pic02_7 「掃除をすると、心まできれいになってくような気がして、掃除大好きなんだ。それも、使い捨ての科学雑巾じゃなくて、ちゃんと水を使って、絞って使う雑巾で・・・。そこから、身体を締めるっていう感覚が得られるから、心も締まってくる。それに、自分の周りが整理整頓されてなければ、自分の心の中や頭の中も整理できなくて、ぐちゃぐちゃなことが多いと思うんだ・・・身の回りの“物”が整理できないのに、物質より整えづらい心や頭の中が整理整頓されてるって、難しいと思うんだよね・・・具体的なものを整理していくその行為自体が、実は心を整理してくれてるんじゃないかと思うんだ・・・だから、掃除をしてきちんとすると、心もすがすがしくなるんじゃなかな。」

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「身体感覚で記憶するんだよね」

Pic01_6 「空手を始めた頃からずっと自分の稽古日誌や研究用のファイルを書いてるけど、いまだに手書きなんだよね。パソコンとかで書けば便利なんだろうけど、絶対、手で書くことが大事なんだ。手で書くと、身体でその字の形そのものを追いかける動作が必ず必要だよね。その動作とともに、どんな気持ちで何を書いたかが、身体感覚に練り込まれるんだよ。だから、書いたものを見ると、そのときの気持ちも稽古の調子も身体が憶えてて、どのぐらいでどんな調子だったかはっきり思い出せる。人間、身体という器を持って生まれてきたんだから、フルに使わないとね。」

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「達成感は、“強”を身に付けるための“理”」

Pic30_1 「達成感って何からくるかっていうと、どんなことでも“やろう”と思ったことを、いろんな苦難を乗り越えて完遂したときに感じるんだと思うんだ。苦しいことや、辛いことがあると、人は意味付け変更するんだよね。“こんなことやって何になるんだろう”“こんなことやったって意味ない”って・・・やり遂げること自体に意味があるとわかっているのに、やめるための理由を探すんだよ。それを乗り越えてやり遂げたとき、達成感を味わえるんだよね。それが“強”を身に付けるための“理”なんだよ。」

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「身体をキャンバスにして・・・」

Pic29_1 「稽古を重ねるごとに、ますます、身体が愛しいと思うようになってきたよ。自分の身体がキャンバスだとしたら、そこに稽古をして様々なことを感知できる“感覚”という絵を描いていくんだ。感覚は身体と心を結び付けているものだから、描かれた“感覚”によって、身体も心も快適に動くようになっていく・・・。究極のボディアーティストだよ。」

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「大人の条件」

Pic28_1 「“公”って言葉、今は薄れつつあるけど・・・。“私”のことばっかり考えずに、“公”のことも考えられるのが大人ってものだと思うよ。“志”というものを持って、少しでも社会に貢献することを考える。まずは日本っていう“公”を考えることが、人類という“公”を考えることにつながるんだと思う・・・。子供は、自分達の前だけを見ていればいい・・・。でも大人は、自分達の後の世代のことを考える。何を次の時代に残さなくてはならないかということも考えて生きる・・・。それが“大人の条件”なんだと思う。」

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「足るを知る」

Pic27_1 「“贅沢は敵だ”って、昔から言われるけど・・・。俺も戦後の生まれで、10代、20代の頃は本当の意味でよくわからなかった・・・。でも、最近になってやっと自分なりにわかったんだ・・・。早くから贅沢を憶えてしまうと、その分だけ、ちょっとしたことに幸せを感じられなくなる・・・もっといい“物”を、もっとたくさんの“物”をって、どんどん欲がでてきてしまう・・・そのため、結局、幸せの“量”が減るってことなんじゃないかなぁ。ちょっとのことで幸せだなぁって思えることと、まだ足りない、まだ足りないって思うことと・・・どっちが幸せだと感じる“量”があるかって言うと、少しのことで幸せだと感じるほうが、幸せだと感じることがたくさんあるってことだよね。それが幸せの“量”じゃないかな。結局、贅沢は“足りない”と感じる量を増やしてしまうことになるんじゃないだろうか・・・。ある程度のところまできたら、そこでもう足りてるってことを知らなくちゃね。」

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「3つの要素」

Pic26_1「俺はどうなったら“満たされる”んだろう・・・20代の頃、いつも考えていて出した答えがこの3つの要素を手に入れることだった・・・。1つは、自分の人生の課題を認識しそれを少しでも実現し、又克服して、それにともなった境地を手に入れる。2つ目は、自分の存在意義。自分のできること、役割を見つけ、それを果たそうと努力すればするほど、いないよりいた方がいい人間に近づけるんじゃないか・・・必要とされてこそ自分の存在意義を認識できるんじゃないかと・・・。3つ目は、生きている豊かさを享受すること。でも、自分的には1つ目と2つ目がなかったら、それは豊かさではなくて快楽におぼれることになってしまうんだ・・・。1つ目の事柄と2つ目の事柄を前提として、3つ目の豊かさが成り立つんだ・・・。40代になったけど、この3つの要素の内容はどんどん更新されてしまって・・・うれしいのかつらいのか・・・(笑)。」

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「自分の裏切り方」

Pic25_1 「“師範はいつも元気ですね”ってみんな言ってくれるけど・・・俺だっていろいろあって、ダメージ受けてることテンコ盛なんだよ。たくさんいろんなものが心に刺さっているんだ・・・いつも元気で脳天気に見えるかもしれないけど(笑)。鈍感なバカじゃないつもりだよ。感じてないわけじゃない・・・。だけど裏切るんだ。ひとしきり落ち込んで、泣いて、暗くなったら、そんな自分を何とかかんとか裏切るんだ。自分をいい方に裏切る方法を必死に見つけて・・・それも武道で養ってきた心力(こころぢから)なんだよ。」

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「人事を尽くして・・・」

Pic24_2 「結果を出す事は、不確定要素を、どう“動かしてもらえるか”なんだ。自分側の努力は、“考えうる限り”“できうる限り”を少しでも超えたところまで、とことんする・・・。質(理にかなった)と、量を兼ね備えた努力をとことんする。稽古と同じだ。そこまでしたら、そこから先は“天”の領域・・・。我々には動かせない不確定要素の“法則”の世界。天がそこをどう動かしてくれるのかを待つしかない・・・。“人事を尽くして天命を待つ”ってね・・・。」

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「個性の発動」

Pic23_1 「個性が大事な時代と言われて久しいけど、自分や他の人にとっていい方に働かないものは個性ではなくて“クセ”と言うんだよね。理を定規として少しでも有益に働いてこそ個性と言えるんじゃないかな・・・。武道空手の稽古は、“理”に適うためにやるものなんだよ。まずは、理に適わない我(が)を取って、真っ白なキャンバスにしてから、有益な“色”をつけていく・・・。そこから、本物のその人の個性が、発動されるんだと思う。」

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「宝を拾いながら」

Pic22_1 「俺は、ある時期に、子供の頃から一貫して追いかけているものがあるなぁって気づいたんだ。最後に行き着きたいところ・・・それは、“自分に納得をする”というところ・・・。“そこ”に行くためには、手に入れなくてはならないもの、直さなくてはならないものがたくさんある。それを、闘って少しでも克ち取っていく・・・。人生は闘いだというのは、そういう事だと思うんだ。闘いは苦しいもの、厳しいものだけど・・・でも、時に、闘いの後に、何物にもかえがたい宝を得られることがある。空手道は”道”だから・・・空手道を歩んだら、たくさんの宝を拾いながら、目的地につれていってもらえるよ!」

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「借力」

Pic21_1 「武道は鋳型なんだよ。何の鋳型かって言うと、エネルギーを増幅する鋳型、いわば自分をエネルギー増幅装置にする方法なんだ。武道は、相手にエネルギーをぶつけていく・・・そのエネルギーの源は物理を始めとした、心理、道理、真理とつながる理=法則なんだ。それを自分の身体にとりこんで増幅する・・・それが武道の根本的なシステムなんだ。体力(からだぢから)でやろうとすると、自分勝手で強引な理にかなってない自分本位の自分だけの力しか出せない・・・。理にかなうと自然=法則からエネルギーを借力できるようになるんだ。そのエネルギーが人間のちっぽけさも、人間の偉大さも感じさせてくれるようになるんだ・・・。武道ってスゴいよ!」

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「便利さの加減」

Pic20_2 「便利さを追求するのにも、限度というものがなくちゃいけない。なんでも便利にして、だんだん人としての機能を使わなくなって、どんどん退化して・・・人とのコミュニケーションも機械を通してするとか、携帯電話の機能を無駄にたくさん増やしたりとか・・・“良い加減”が大事なんだと思うよ。だからって原始の時代に戻ればいいってものでもないけど。便利なことはいいことだけど、過剰な便利は人に有益ではないよ。」

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「人生のデザイン」

Pic19_2 「自分の人生を自分でデザインするのが、本当の自由なんだよ。そのデザインにしたがって行き方、やり方を自分で決める・・・。その分、結果に対する責任は全て自分が負うことになるし、不安定この上ない・・・。でもそのかわり、どれだけでも自分次第で人生が変えられる。自分にもとらない自分のルールに従って自分の道、自分の生き方を創っていく・・・。そういう生き方は、怖さや不安と引きかえだけど、生きている充実感を得るのにかけがえのないものだと思うんだ。」

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「人と関わるって・・・」

Pic18_1 「人が人と関わるのは難しいことだよね。一生懸命やっていれば全てにいい結果が出るとは限らないし、情熱があるばっかりに、それにまかせて行動したら裏目に出ちゃうってこともあったり・・・うまくいかない事が沢山ある・・・だからといって怖がって、一生懸命さや情熱をなくしてはだめ。例え、裏目に出たとしても、自分にもとることがなければ、その一生懸命さや情熱が、無になったわけではないから。あっ!俺、自分に言いきかせてるね(笑)」

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「側の論理」

Pic17_1 「いつも、いろんな事がある度に、自分の観方が偏ってないかなって検証するんだ。こちら側から見れば正しいと思うことも、反対側にいってみたら、反対側には反対側の正義があって、“こちら側”が正しくないと見えていることもある・・・。こちら側とあちら側・・・“側の論理”があるんだ。だから、“こちら側”から観た景色だけでなく、“あちら側”からの景色もなるべく観る努力をして、できうる限り偏りのない観方ができるようになりたいんだ。」

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「稽古は充電です!」

Pic16_1 「稽古は消耗ではなく、充電なんだよ。身体は、ただ大切にしていれば良くなっていくわけではないし、休んでるだけでもエネルギーは充電されない・・・。機械だって、もちろん使い過ぎてもだめだけど、使わな過ぎてもかえって調子が悪くなったりするぐらいだから・・・。まして、身体なんて言わずもがなだよ。身体はきちんと理に適った運動を課してやれば、気力も体力(からだぢから)も充実してくるものなんだ。」

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「成長の仕方」

Pic15_1 「あくまで俺のやり方だけどね・・・。自分の理想の人物像を創りあげて・・・“その人”だったらどうするだろうか?と思って、やせがまんをして、“その人”なりに行動するよう努力するんだ・・・。そうするとだんだん板にいついてくるんだ。“その人”を自分に取り込めるんだ。少し背伸びして、今の自分をいい方に少し裏切って・・・そうすると、いつの間にか少し成長できてる気がするんだよ。」

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「見の目、観の目」

Pic14_1 「根っこを見取る能力・・・。花と根は一番離れている。見えるところばかりを見るのではなく、本質的なところ、目では見えないところが大切なんだ。本質を体現する能力は本質を見抜く能力に還元される。それが、見の目ではなく観の目を養成するということなんだ。見の目はLOOKのみだけど、観の目はFEELとLOOKを掛け算したものといえば解りやすいかな・・・。だから武道・空手は本質にアプローチする稽古でなくてはならないんだと思う。」

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「豊かさ」

Pic13_1 「枝葉のことばかりに行かず・・・根本的なところをはずさずにその上で枝葉のことを楽しめばいいんだよ。遊びでもなんでも、そればかりをやっていたら、人間贅沢なもので、飽きてしまうんだ。枝葉のことばかりに行っていたら、かえって幸せを逃すんだ。本質のことをガーッとやっているからこそ、ちょっとした枝葉のことが豊かさになるんだ。コーヒーを飲んで、少し穏やかな時間を過ごせるとするよね。いつもそういう時間ばかりの人は、退屈な時間だろうけど・・・毎日時間に追われて全力で走っている人にとっては凄く豊かな時間となるんだ。毎日本質をガーッてやってるからこそちょっとした事が幸せに感じられるんだよ。それをやってないと、すぐそばにある幸せ、豊かさを逃すこともあるんだよ。」

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「最小の動きで最大の効果」

Pic12_1 「武道の真髄は、最小の動きで最大の効果を挙げること。年齢を重ねていけば、体力的には衰えるけど、身体の使い方をよくして、より少ない体力(からだぢから)でよりよく動けるようになるための方法が“技”なんだよ。凄く理想だとわかって言うけど、みんながそうなれば、“老害”なんてなくなって、年齢を重ねる=達人になるってことになって、“老益”をもたらすことに・・・。身体の動きだけに限らず、何か効果をあげるのに、理に適った行動をすることができれば、最小の動きで最大の効果を挙げられるんだよ。」

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「道」

Pic11_2 「日本には“道”という概念があります。それには美意識という定規があるんです。損か得かという定規が横行し過ぎたからこんなに退廃した世の中になってしまったんだと思うんです。それは得だけど美しくない事だからやらない・・・そういう美意識・・・。かつてのサムライは・・・“我らの基準は損得ではない。美意識が定規なんだ”って・・・そこを外国の人は尊敬したんです・・・日本はそういう国だったのに・・・そういうことを忘れてしまったんです。損をしてもやらなきゃならないことがある。得だけどやっちゃいけないことがある。そういう美意識を取り戻さないといけないと思うんです。」

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「散り際」

Pic10_1 「日本の国花である桜は、かつての日本人の価値観を表しているよね。満開の直後に散る。日本人は潔く・・・一番良いときに散る・・・。もちろん死に急ぐということではない・・・。散り際が一番美しい。でも、それを体現するのは非常に難しい。みっともなく生きないために・・・。その方法論として、この国には“道”がある。自分達は“道“とつくジャンルの一つ、武道をやっているんだから・・・。最後、死ぬ間際が心身ともに一番良い動きをしていたい。満開になっていないと・・・もちろん俺もまだまだこれからだよ。満開になるように・・・そうなったら凄いよ!それには稽古!稽古!」

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「“空手ってすごいね”っていわれれば、それが一番のご褒美」

Pic09_1 「例えば、整体で誰かが救われたり、空手で強くなったことでその人が生きる中で役に立ったりして、武道に、空手に感謝してくれるなら、治したり、教えたりした俺の名前を覚えてなくたっていい・・・。“空手ってすごいね”って覚えていてもらえるなら、それが一番のご褒美!!・・・だって、俺は全て空手でできてるもんな。」

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「実現と、現実」

Pic08_1 「願うだけでは、この物質世界、適うことなんてありえない。実現させようとすると、現実の壁が阻む・・・。だから実現させるには、必ず努力が必要になる・・・。人が身体という物質の器を伴って生きる意味は、現実の壁を越えて実現するための努力と、達成感を学ぶことにあるんだと思う。」

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「風を感じること・・・」

Pic07_2 「ただがむしゃらに前だけを見て突っ走しる・・・。そういうことも時には必要だけど、目の前のことだけで一杯一杯になってたら、いいことも感じられなくて逃してしまうよ。そんなときに、例えて言うなら、風の心地よさを感じるような余裕を少し持たなきゃ。そうしたら、今、すぐそばにある豊かさに気が付いて、また、目一杯だった自分に余裕を取り戻して、走り出せる力が湧いてくるんだよ。」

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「“結局”を掴むために人生があるんだ」

Pic06_1 「“人”が“生きる”とかいて“人生”だよね。猫生とか、犬生とかいわないのは、人だけが目標や目的を持って生きているからなんだ。何のために生まれてきたのか、何のために生きて死んでいくのかっていうことは、命題だよね・・・。“結局このために生まれてきたんだ”っていう確かな手ごたえを得るために、人生ってあると思うんだよね。“結局”がつかめたら人生満足いくんじゃないかな。」

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「“べき”と“たい”」

Pic05_1 「やる“べき”こととやり“たい”ことが同じなら、それが一番いいことなんだけど、“べき”と“たい”が違ってしまったとき、苦しくても、大変でも、絶対“べき”を選ぶべきだと思う(笑)。自分にとってその“べき”がきっと役に立つ・・・。自分のやり“たい”内容がやる“べき”内容に近づくための闘いもしながら・・・。」

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「いよいよ武道の出番です!」

Pic03_1 「多様な価値観が混在できる今だからこそ、それを認めたうえであらためて“人が生きるってどういうことだろう”っていうことの本質と真剣に向き合うことが重要な時代・時期に来ていると思う・・・。いろいろな考え方があるのは当たり前だし、自由だから、当然自分の考え方も自由にあれこれたくさん、深く考察すると、自画自賛を承知で思うけど、やっぱり豊空会がコンセプトに掲げている智・情・強の螺旋階段を上り続けていくことだろうなぁというところに行きついてしまう・・・。戦争も、宗教間の争いも、犯罪も、環境問題も、そして、個人個人の問題も、人間自体の個々の内面の成長、すなわちその要素である智・情・強の成長にかかってるんだよね・・・。他の人よりも、他の家族よりも、他の会社よりも、他の国よりも、他の民族よりも、という相対観に由来する地位・権力・金という外面の“競争的な”成長ももちろん必要ではあるけれども、今最も欠落してきているのはそれらの前提、人間の土台となっている内面の“絶対的な”成長に対する興味や価値観だと思う。 」 「目に見えるもの、物質・現象として現れるものには、興味や価値を感じやすいけれども、同じ努力を要するのにもかかわらず、内面の成長のような物質・現象として現れないものには、価値を感じにくい世相になればなるほど、そのままそれが反映されて、物や現象はあふれるほど豊かになって、その反面、内面は荒廃している・・・。それは、みんなの興味・価値の対象の比率と完全関数のように見える。一方、内面の成長ということの支えになっている要素が偏った思想や主義であったりすれば、それはやはり相対観に由来する競争的な現象を生じさせる・・・。これからの時代に真に必要な事項の一つとして、人としての内面の成長に対して、興味と関心と価値を持って、またそれを支える要素も成長させて、取り組んでいくことがあげられるのではないだろうか・・・。・・・武道にはその力がある・・・。」

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「“いつかできれば”は、一生できない」

Pic02_6 「“いつかできれば”いいと思ってると、いつかなんて一生来ない。目標や目的を定めたら、それを達成するために、目標、目的側から逆算して考えて、それに対して原因を創っていくんだよ。ただこちら側から攻めていくと、そこに達する前の過程で終わってしまうことが多い。本気で達成するんだったら、向こう側(目標・目的)に合わせて、原因を創っていくんだよ。」

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「正々堂々、胸を張って、まっすぐでありたい!」

Pic01_5 「いつでも思うことは、“自分にもとらないように”ってこと。何をするにも、それが自分にとってまっすぐなことなのかと考えて、それを基準に自分らしく行動をとる。それは決して独りよがりなものでもなくて、わがままなものでもなくて、ことの本質を見て自分自身にもとらないようにすること。こういう人物になることが、俺の理想だよ。今の自分とは程遠いから、そうなるために稽古してるようなもの・・・。そうなれたら、正々堂々、胸を張っていられるんじゃないかな・・・。」

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「10年後の自分は、今の自分より全てにおいて勝っている・・・。瞬殺だよ!(笑)」

Pic30 「これまで稽古を続けてきてわかったから、絶対的自信を持って言えるんだけど、過去の自分より、今の自分のほうが絶対いろんな事、成長してるんだよね。身体の具体的な動きにしても、心の動きにしても・・・。昔の方がよかったなんて思うことは一つもない。誰かと比べてとかじゃなくて、過去の自分と比べてどうかということや、自分の嫌だった部分、嫌いだったところから、いい方向にどれだけ離れることができたかが重要なんだ。身心の動きをコントロ-ルする武道の稽古体系は、その動きの改善と強化ができる。全てにおいて、過去の自分に勝っていくシステムが武道なんだよ。」

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「努力し続ければ、つじつまは合わせてもらえる・・・。」

Pic29 「何事も、やってみなければどんな結果が出るかはわからない。例え、自分にとって思うような結果が出なかったとしても・・・。大切なのは、思った通りの結果が出なかったとき、どうするのかということ。“さぁ、この結果に対して、あなたはどうしますか”って、問われてるんだ。そこで、正しい努力をし続ければ、良くなかった結果も、何らかの力が働いて、今の自分にたどり着くために必要だったんだと、つじつまを合わせてもらえるんだよ。」

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「人一倍臆病なこと、人一倍大胆なこと」

Pic28 「カッコ悪いことって、誰でも嫌じゃないか。でも、表面だけ取り繕って気取って格好をつけるのはもっとカッコ悪い・・・。俺の場合、自分の能力を自分自身が一番信用してないから、失敗しないように、失態をしないように、人一倍用心深くなるんだよね。カッコ悪くなることに臆病なんだよね。でも、その臆病さが自分を救ってくれてると思うんだ・・・。でも、臆病なだけじゃ前に進めない。大胆なところは思いっきり大胆に、なおかつ、失敗をしないように臆病になるんだよ。その両極の開きの幅が、物事を実現する可能性の幅なんじゃないかな。」

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「続けるという強さ」

Pic27 「何か、ひとつのことを続けるっていうことはすごく難しいことなんだよね。もちろん、あれこれいろいろ経験してみるのも大切だけど、結局、どれも同じぐらいのところで限界を感じて、違うことに手をつけてるだけということも多いと思うんだ。結果として、それが自分の限界を作ってしまう・・・。逃げ癖や、自分に言い訳をして、やろうと決めたことを、少しでも大変なことがあると変更してまったり・・・。自分が一旦やろうと決めたことは、続けるというのも本当の強さを得るのに必要なことだと思うよ・・・。」

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「尊敬される日本」

Pic26 「軍事防衛の問題で、人類の現状での思考レベルでは到底そぐわないことは、わかったうえで思うんだけど、究極、日本がどうなれば最強になれるかと考えたとき、尊敬されることしかないと思うんだ。それが一番の武器になる。個人で考えてみれば、尊敬している人に、ケンカを売ったり、攻撃を仕掛けたり、おとしめたりすることはしない。日本にこれから先一番必要なことは、尊敬されること。もちろんそれには、人類全体がそのことを認識できるレベルに達することが条件になるけど・・・。希望を持って言えば、人間は、どんな民族も共通して、それを感じられる資質を皆持っていると思う・・・。兵力や、武力で日本を守るんじゃなくて、尊敬されることで、日本を守らなきゃいけない。伝統の中に、それだけの内容をこの国は持っていると思う。それが武道の究極の境地、“戦わずして勝つ”ということの正体だと思うんだ。」

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「元気出せよ!」

Pic25 「元気って、“入れろよ”って言わずに、“出せよ”って言うよね。元気って、出すと入ってくるんだよ。小さな声でエネルギーを出さずにいると、それだけで元気がなくなってきてしまう。だから、エネルギーを出して、大きな声を出して・・・そうしたら、元気は自然に入ってくるものなんだよ。まずは、エネルギーを出さなきゃ。思い切って出せば、元気が入ってくるんだよ。」

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「星は引き寄せるものなんだよ」

Pic24_1 「自分の与えられた資質の良し悪しに、”そういう星の下に生まれた”っていうけど、星は努力して引き寄せることができるんだよ。一つの星を見つけたら、それだけを見て、”いつか掴んでやる”って、努力する・・・。”そんな星の下に生まれてないから”と、言い訳するより、必死で努力して星を引き寄せて、自分も星の下に行くんだよ。」

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「背中はスクリーン」

Pic23 「“背中を見せる”って、その人の生き方やゆき方を見せるって事なんだけど、その人の素晴らしい生き方、ゆき方を反映させるってことで、悪いほうに言われないよね。父親が背中を見せるって事も、同じ。親子向き合ってるだけじゃ、お互い世界が狭くなって、いつか行き詰ってしまう・・・。男は、背中見せなきゃ。向き合う事も必要だけど、でっかい背中に、生き方をみせなきゃ。その背中に夢や希望を映し出す・・・親父の背中はスクリーンみたいなものなんだよ。」

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「空手、がんばろうぜ!」

Pic22 「武道空手を稽古してくと、空手やってて良かったなって本当におもうよ。その有益性や普遍性、心身の動きの改善と強化に絶大な効力を発揮すること、年齢を重ねるごとに上達していけること、そして、その上達の方向性と価値観の多様さ、全てにおいていいことずくめ・・・。良くないトコなんて一つもないよ。手前味噌になるけど、空手最高!みんな、空手、がんばろうぜ!」

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「・・・だから、順風が吹いたときに飛べるんだよ」

Pic21 「人生の中で、“順風”が吹く回数って、そんなにたくさんないと思うんだ。逆風がいつも吹いていて、その中を無理やり進んでいく・・・。そうして、力をつけていくんだよね。それで、いつか順風が吹いたときに、逆風で培った力が、一気に爆発して、ものすごく前に進むことができる・・・だから、順風が吹いたときに飛べるんだよ。」

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「夢追っかけて走っていれば、摩擦ぐらい起きるよ」

Pic20_1 「人より余分に何かつかみたい、夢をつかみたいって思って走っていれば、いろんな摩擦が起きるものだよ。ゆっくり歩けば、摩擦は少ないけど、全力で走るからこそ、摩擦が大きくなる。”進みにくいなぁ”って思ってるときこそ、頑張って前に進んでいる証拠だよ。」

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「技は時なり」

Pic19_1 「物理的な持ち時間は、みんな平等、1日24時間なんだけど、やりようによってはもっと時間を有効に使うことができるはず・・・。それも、技の一つだと思うんだよね。無駄のない動きが1日できれば、無駄な動きの多い人より、時間を有効に使える。達人が、我々の一瞬に多瞬を刻めるように、動きが良くなれば、時間も伸びるんだよね。だから、時間の使い方も上達しなければ、達人への道はありえないよ。普段の動きをよくしないで、技の上達なんてありえないじゃない。まだまだ、俺も上達の余地だらけなんだよね。」

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「千の石つぶての中に1個のダイヤ」

Pic18 「嫌なことは努力しなくてもやってくるし、良いことは努力してもやってくるとは限らないんだよね・・・。千の石つぶて(様々な逆境)を投げられ続けて、やっと1個のダイヤ(良い事)が投げてもらえるかどうか。だけど、1個でもダイヤを投げてもらえるならラッキーじゃん。だから、そのために努力をし続けるんだよ。悲しいときには泣きながら稽古、嬉しいときには笑いながら稽古・・・やっぱり俺、武道家だからさ、何時でも空手と共にあるんだよね。悲しいときに稽古をすれば身体がだんだん喜んできて痛かった心を引き上げてくれるし、嬉しいときに稽古をすれば更に身体が喜んで嬉しさを倍増してくれるし・・・。ホント、いつも空手がそばにあるんだ。」

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「悔しかったら、でかくなれ!悔しかったら、強くなれ!」

Pic17 「俺、いつも思う“クセ”があるんだ・・・。辛い目にあったり、悔しい思いをしたりした時、「悔しかったら、でかくなれ!悔しかったら、強くなれ!」って思うんだ。そうするとね、なんかメラメラと闘志が湧き上がってくるんだ。そいういう時のエネルギーってスゲェんだよ!ちょっと暗いけど(笑)すごいエネルギーなんだ・・・。悔しかったら、その事や人を見返してやるぐらい、自分がでかくなればいいんだ、強くなれば良いんだって思ってがんばった。結局、それが一番、良い借りの返し方なんだ。」

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「辛いときこそ笑えよ」

Pic16 「今まで生きてきた中で、落ち込んでていいことなんかなかったんだよね。辛いときこそ、それを乗り切るパワーが必要なんだよね。悔やんで、落ち込んで、自分を責めて・・・。そんな事したって、一つもいいことなんかない。猛反省したら、もう前を見て歩かなきゃ。いい方向に自分を裏切るんだ・・・。“さぁ、これからどうしようか”って闘志を燃やさなきゃ。だって俺たち武道家だろ?そういうしんどいときに闘わなくて、いつ闘うんだよ。誰でも、自分の闘いやすいところ、楽なところなら闘えるんだよ。“もうだめだ”って思ったとき・・・そこから闘えるのが、武道家たちの強さだろ。」

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「誰にでも弱いところがある。」

Pic15 「誰にもわからなくても、自分自身の弱さは、自分が一番良くわかる。俺だってもちろん、弱いところだらけだよ。だから稽古してるんだけどね。でも、その弱さを棚上げしようとは思っていない。一番自分にとっては、痛いところだけど、ちゃんと向き合って直していく。それが自分の可能性を閉ざしていく正体だとわかっているから・・・。弱さは”悪”ではなく”欠点”なんだ。欠けてる点をちゃんと埋めなくちゃ。だって、それで損するのは自分だもん・・・。」

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「よっしゃー!今日も一日がんばるぞ!」

Pic14 「毎朝起きたときに、昨日のことをちゃんと昇華して、今日一日、自分にもとらないように過ごそうと思うんだ。朝から元気なかったら、一日元気なくなっちゃう・・・だから、朝起きたとき必ず、“絶好調だ!”“今日も一日がんばるぞ!”って、ちゃんと口に出して言うようにしてるんだ。そうすると、不思議と力が湧いてくるんだよね。」

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「心のねじ巻き」

Pic13 「その人の人格形成に大きく関わるような事象って、いろいろあるよね。良い方に働くものもあれば、人格を捻じ曲げてしまうほど、良くない方に働くものもある・・・。良い方ばかりがあればいいんだけど、そうじゃないよね。捻られて捻られて、捻じ切れてしまったり、捻れたままだったりしたら、良くなかったことはそのまま、良くなかったこととしてしか残らない。でも、その捻れを復元力に使うと、ものすごいパワーになるんだ。捻られる前よりも、いっそう、良い方向へ向かったりする。だから、捻れたままじゃもったいないよ。せっかく溜まったそのエネルギーを良い方に発することができたら...それは天がくれたねじ巻きになるんじゃないかな。」

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「失敗なんて人生にはないんだよ」

Pic12 「全て自分の思った通りの結果が出るなんてこと、滅多にないよね。自分の望んだ結果じゃないと、“失敗した”って、思いがちだけど、そうじゃないことに気付いたんだ。臨んだ結果じゃなかっただけで、そのこと自体、やってみなければどんな結果が出るのかなんてわからなかったわけで・・・。出た結果が自分の望んだとおりなら素直に喜べばいいし、望んだ結果ではなかったら、なるべくその現象が必然だったんだと思って、できうる限り受け止めて、どう位置付け、今後どうするのかを、その風景を前にして考える。そうして、“失敗”というものを失くしてしまうんだ。」

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「人類を進めてきたのは、純粋な情熱だ」

Pic11 「いろいろなことを成すとき、まず必要なのは情熱だろうね。例えば、高度経済成長に貢献した企業の創始者も、まず始めに純粋な情熱ありきだったんだと思うんだ。“日本を世界一にしたい”という情熱や、“もっと人の役に立つものを作りたい”という情熱とかね。そういう人たちの純粋な動機の情熱が、日本を進めてきたんだよ。自分だけの私利私欲や、ただ、自分の家族さえよければいいなんてことはなかった・・・。自戒を込めて思うんだけど、目の前のこと、自分のことだけに埋没しやすい今の人たちに一番必要なことじゃないんだろうか。」

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「型にはまるからこそ、自由がわかるんだ」

Pic10 「今の時代、自由ということをはきちがえて、型にはまることを忌み嫌う。どんな型にでもはまればいいってものではないけど・・・。悪い型にはまれば、悪い形になってしまうし、理に適った良い型にはまれば、自然に適った良い形になる・・・。型にはまることを知らずに、自由に動いているつもりでも、ただ自分勝手な動きをしてるだけで、実はとても動きづらくて不自由・・・。伝統文化として残ってきた型は、自分勝手で不自由な身心の動きを矯正し、理に適った真の自由な身心に改善してくれる転写装置のようなもの。東洋が生み出し、熟成させ、残してきた、身心ともに本質のところから動きを改善できる素晴らしいワークシステムが型なんだ。」

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「応援は、最初に誰かにしてあげられること」

Pic09 「誰かに何かをしてあげようなんて、大それたことを考える前に、一番最初に人の力になれる方法が“応援”することなんだ。自分が出ない大会や、審査のときは、“応援”という技を磨く機会なんだ。振り返ってみてもらえればわかるけど、そのとき自分にとって損か得かなんてことが入り込む余地がない心境で・・・誰も、何の見返りも期待せず、ただその人のために心の底から声援をおくる。それって、人にしてあげてるようで、実は、自分が成長してるんだよね。人を応援できない人は、そのことに気がついてないんだ。応援は、されてるひとにとってはエネルギーをもらえ、してる人にとっては成長させてもらえる素晴らしい技なんだ・・・。」

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「動いてないから、動いていることがわかるんだ」

Pic08 「自分の身体の行動範囲なんて、すごく限られてる。道場と、自宅周辺ぐらいかな・・・。でも、身体があちこちどこかいかないから、本質の動きがわかるんだ。とまっているから、周りがどう動いているかわかる。同じように動いていたら、流されてしまって、周りの本質的な動きなどわからない。だから、無駄にあちこち行く必要がないんだよ。寺の修行僧もそうでしょ・・・。ただ、逆もしかりだよ。動くなら思いっきり動く・・・そうすると止まっているものがわかる・・・。」

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「鞘の中の刀はいつも磨いておくこと」

Pic07 「その気になれば、何をやっても人は磨かれるって言うけど、もし、全部のことに当てはまるとしたら、世の中、こんなに乱れた考え方や、矛盾や道理のないことだらけになったりしないよね。やっぱり、磨く場所が別に必要なんだよね。武道はまさに心身ともに磨く場所なんだよ。強さも、優しさも、正しさも・・・。外で闘って、外で傷ついて、外で曲げられた刀を、道場に来てボロボロになった刃を研ぎなおして、また、闘いに向かう・・・。刀は自分自身。鞘の中の刀の切れ味がよければ、自信を持っていられる。刀を抜かなくても、自然と相手がよけて行ってくれるようになるんだよ。」

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「命の浮き輪」

Pic06 「例え話だけどね・・・自分がおぼれていて、死にそうになってたときに、運良く浮き輪が流れてきて助かったら、その“命の浮き輪”に感謝して、しばらくは大切にするだろう。だけど、時が経つにつれその恩を忘れて、“ただの浮き輪”になってしまって、ぞんざいに扱うようになる・・・。人間って愚かなところあるよね・・・。 空手を習ってる我々にとっては、浮き輪は、空手なんだよね。頼りたいときには頼って、“空手のお陰です”って、みんな感謝するのに、自分の都合次第で、空手に感謝することを忘れ、ぞんざいに扱うようになる・・・。 これは、いろんなことにつながってるよ。恩を受けたらずっと大事にしろよ。」

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「いろんなことを、両手で抱えるな。背中に背負うんだよ。」

Pic05 「いろんな事を抱えてると、”苦しいです””大変です”って言ってるみたいでかっこ悪いだろ?どんなに大変でも、両手で抱えるんじゃなくて、笑って、背中に背負うんだよ。」

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「死ぬ程、努力したからといって、次への扉が開いているとは限らない」

Pic04_1 「どんなに努力しても、出来ないことを何回も経験してきた。これ以上努力できないってほど、努力しても、結果が出ない・・・。“あんまりじゃないか・・・”って、思ったけど、本当は、自分の努力のしかたが間違ってたり、後々そのときの努力の結果が出ないほうが、自分のためになってたりするんだよね。でも、そのことに気づくのは、大分後になってから。何回もそんな思いをしたからこそ、今は、自分の目指す扉を、最大限の努力をして開けようとしてみる。正しい方向、努力、そして時なら、扉は開いてくれるはず。」

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「どうせなら燃えるごみになれ!」

Pic03 「豊空会で必死に空手がんばってる人、ほとんどが、自分に自信がなかったり、自分の事が嫌いだったり・・・俺だっておんなじだった。自分に何にもなくて、“ゴミ”みたいなもんだったよ。でも、空手に燃えたんだ。特別になってやろうと思って、とにかく稽古したよ。同じ“ゴミ”でも、どうせなら燃えるゴミでなくちゃ。とにかく、燃えて燃えて、燃え尽きるまでがんばれば、自信がなかった自分、嫌いだった自分が、燃えて、昇華されてるよ。」

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「全ては上達のために・・・。」

Pic02_4 「いろんな苦難や苦労が押し寄せると、”どうして自分ばっかり”と、つい思ってしまうけど、そうじゃない。もうひと越え成長するために、自分が今以上に上達するために、必要な修行だと思えば、どんなに嫌なことでも、がんばれるじゃないか。いろんな苦難苦労を乗り切ったあと、絶対、上達した自分がいる。」

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「地上最良は空手だ!」

Pic01_4 「20世紀の空手家は、地上最強の看板を証明するために闘ったが、21世紀の空手家は、文化として、たしなんだ人全てが、身心共に良くなれる、すなわち地上最良を証明するために闘う時期だ!」

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